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012

アイスランドの旅

 

【はじめに】

今回、7日間アイスランドに滞在しました。

1晩だけデンマークに宿泊してます。

直行便がなかったので、乗り継ぎを3回、

26時間くらいかけて、昨夜帰ってきました。

 

レンタカーを借りて、総移動距離1700キロほど。

寄り道しすぎて、これだけ走行したはずなのに

南部と西部を回っただけで、目標だった一周はできず。

 

移動してはその日の宿泊を考えて、眠る前に

明日の計画を立てるいきあたりばったりの旅でした。

車中泊3日、ホテル宿泊3日。

ずっと車中泊の予定でしたが、3日目に足が攣って

眠れず、以降ベッドの上で幸せに眠りました♡

 

アイスランドの素晴らしさは、

僕の拙い文章力ではとても伝えられるはずもなく、

その分たくさん写真を撮りましたが、

それでもまだ全然足りません。

 

地球の始まりみたいな、美しい国でした。

なぜか最終日はずっと泣いてましたもの(笑)

 

私の旅のルートの詳細やドタバタ日記を

ここで書いても面白くないだろうから、

自分なりに感じたことをまとめてみます。

 

お付き合いくださいませ。

 

 

【写真のこと】

 

このblogを読んでくださる方は写真好きな方も

いらっしゃるかと思います。

 

機材的なお話としては、

前回の記事にも書いたように、

今回はGFX-50SとLICA M10をメインに撮影しました。

 

風景を撮るときはGFX-50S、

街や、空気みたいなものを撮りたいときはM10を。

D850は今回はほとんど使わずでした。

ほぼすべての撮影は手持ちで撮影しています。

 

インスタでもpostした内容なのですが、

写真を撮っていて、広角側が全然足りませんでした。

私が持っていったレンズのワイド側は24mmなので、

最初からthe風景写真を撮る予定ではなかったけど、

まったく収めきれない感じ。

 

では何mmだったらよかったのか。

18mm?パノラマ??なんだかそういう次元ではなく、

授かったこの眼で見るのが一番美しいと思った。

これは、どんな焦点距離でも撮りきれない。

過剰な演出写真にしてしまうのも自分らしくないし。

 

言葉では言い表せない美しい光景の前で

三脚を立てて、NDフィルターをセットしてる

自分に違和感を感じてすぐにやめました。

 

僕の腕と覚悟が足りないのか。

森山大道的に言うと肉眼レフがすごいのか。

私は写真の力を信じているのですが

この旅では人間の五感の鋭さばかりが際立ちました。

 

写真を撮ることに夢中になって、

この素晴らしい光景を一瞬たりとも逃したく

なかったので、カメラを置いてる時間も多かった。

 

肉眼に近い感覚で撮れるように、

いつもこの二台のカメラが側にありました。

 

とは言え、たくさん撮りましたので、

gallery(ICELAND)に纏めたので、

もしよろしければご覧ください。

 

今回の写真をプリントすることが目標だったので、

富士フィルムさんからお借りしたGFX50Sの

中判センサーはプリント時がとても楽しみです!

ああ、返したくないくらいよいカメラでした!(笑)

【アイスランドの教育】

 

物価はとても高かったのですが

(感覚としては日本の2〜3倍くらい)

アイスランド人のメンタリティに触れ

金銭では測れない豊かさのようなものを感じました。

 

自然保護、エネルギー、健康への意識、

観光、スポーツ、キャッシュレス

様々な分野で先進的な取り組みがなされていて、

中でも、教育面が大変に洗練されていると感じました。

 

アイスランドの教育システムを調べてみると、

政府が定める教育の柱と運営方針があり、

教師はこれを元に授業を作っていくそうです。

 

1リテラシー(読み書きと文脈の読解)

2サステナビリティ(持続可能)

3民主主義と人権

4平等

5健康と福祉

6創造性

 

私は特に「6創造性」が気になります。

学校でこんなの習った記憶がない!

書道や美術の時間でも「つくる楽しさ」を教わると

いうより、お手本通りに描くことを求められた。

(今は随分変わったのかもしれませんが。)

 

そういえば旅の道中、

親子でウッドデッキを作るシーンを見かけたし、

学生たちが花の植え替えや

街灯のペンキ塗りをしている様子を何度も見た。

教育プログラムの一環なのだと思う。

 

自分の手足を動かし、

どうすれば課題解決できるか考える。

 

こどもの頃から創造性を養い、

表現することを日常的に行うことで、

自己完結(解決)能力が高くなるのだろう。

 

よくも悪くも自分でなんとかしなくちゃいけない。

 

日本ではわからないことがあると

色々なサポートが受けられるし、

街の中には、失敗しないよう不安にならないよう、

注意書きのサインがたくさんある。

 

それも素晴らしいところではあるのですが。

 

自分で全部できなくても、考えなくても

生きていけるってのは、ちょっと怖いなと。

ある日突然、ハシゴを外される時がくる気がする。

 

そうなった時に困らないように、対処できるように

自分でできる範囲のスキルを増やさないといけない。

 

そして、自分で創作した方が楽しいのだと思う。

「つくる人を増やす」

面白法人カヤックの企業理念を思い出した。

 

自分で考え、やってみよう。

僕もチェンジしてみようと思う。

 

誰よりも、一人でできることが少ない僕が言うのだから

説得力もあるというものです(笑)

 

手足を動かして、少しは作れるようになろうと思うし、

そんな機会を提供できればと思う。

 

【体験することの素晴らしさ】

 

4日目、深夜1:30に夕焼けを見ました。

中学の授業で白夜のことを知り、

頭では理解できたけどピンとこなかった。

 

アイスランドは白夜ではないですが

この時期は夜に包まれるのは約3時間ほどで、

ほとんど日が沈まないんです。

深夜に見た夕焼けは特別な体験でした。

 

知ってるのと実際に体験したのでは、

天と地ほどの差がある。

改めて体験することの底しれぬパワーを感じた。

 

さてここで、PDCAサイクルならぬ、

創造力を育てるKECSサイクルを提唱します!

(語呂が悪く、自分でも覚えられない)

 

①知識を得る/歴史を学ぶ(knowledge)

⬇︎

②体験する(Experience)

⬇︎

③つくる(Create)

⬇︎

④共有する(Share)

※①に戻る

 

そしてインプットとアウトプットの割合は

8:2いや、9:1くらいがベストなのではないかと思う。

感受性豊かな人が増えたら楽しいし、

これを啓蒙していこうと思います!(笑)

 

いろんな基礎体力を身につけていかないと

魅力的な人間でいることができないなあと実感。

未熟すぎて泣けてきますが、

自身が変わることはとても楽しいことでもある。

 

【最後に】

 

僕はまったく旅慣れしてない人間です。

この歳で、ヨーロッパも初めてだった。

 

飛行機のチケットの取り方もわからないし、

トランジットとか意味不明だったし、

出不精で地図も読めない、英語もできない。

 

見知らぬ国で知り合いが一人もいなくても、

考えて行動すればなんとかなるものです。

 

ないない尽くしの僕でも旅することができたので

みなさんなら超簡単にできると思われます!

 

日本国内にも素晴らしい場所がたくさんあります。

カメラを持って、一人旅に出ることをお勧めします。

 

KECSサイクルで言うところの②「体験する」は、

きっと私たちの感性の基礎となることでしょう。

 

旅先に迷ったら「アイスランド🇮🇸」って

自信を持ってお勧めできるくらい、美しい国でした。

 

でもやっぱり日本が大好きなので、

これから日本の写真もたくさん撮っていきたい。

 

あーぎりぎり金曜日更新に間に合った〜

意識朦朧としながら書いてるので、

今週も文章がめちゃくちゃなことをお許しください。

 

では、また来週お会いしましょう!