旅(旅行)に出よう
「生きていて楽しいことって何ですか?」と
聞かれたとき、うんこみたいな返事をしていた時、
そろそろアップデートの時期だな、と確信した。
いったいなんのために、
誰のために写真を撮っているのか
わからなくなったりすることもあるけど、
それは少し人生にも似ている。
何年かに一度、それを確かめるために
カメラを持ってどこか遠くに行きたくなる。
基本出不精の、人見知りなのに。
旅に出る時の目的は3つ。
❶細胞を入れ替える
❷「仕事」「人生」について考える
❸写真を撮る
ということで、今月末アイスランドに行ってきます!
めっちゃかっこつけて書いたけど、
要はただのひとり旅行なんだけどね(笑)
アイスランド出身のSigur Rosのフリーツアーを
収めた映像作品「HEIMA」を見て以来、
ずっと行きたい行きたい言ってたのですが、
7、8年越しでようやく実現しました。
アイスランドに行く日本人(若者)の大半は
このパターンじゃないかなあ?
シガーロスファンあるあるですね。
HEIMAは、アイスランド語で「故郷」の意味。
僕にとっても、この作品は
自分のインスピレーションの故郷みたいなもの。
「Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust」の
ジャケ写真をタワレコで初めて見た時は衝撃でした。
その写真を撮ってたのがライアンマッギンレー。
ライアンマッギンレーは今も大好きな写真家。
ぼくの生徒さんにはおなじみですね。
毎年生徒さんにシェアしているのですが、
ライアンがパーソンズ美術大学の卒業式で生徒に贈った
スピーチをまとめている記事です、ぜひ見てください↓
写真に携わってなかったら
ライアンマッギンレーの写真に出会えてなかったし、
アイスランドに行く事もなかった。
いつだって好奇心、直感、行動の先に
人・場所・作品との出会いがあり、人生は動き出す。
僕にとっては、きっかけはいつも写真だった。
送り出してくれる周囲の環境に心から感謝して。
レンタカーを借りて、車中泊しながらの貧乏旅行。
写真を撮り、音楽を聴き、深く考え、
「思い通りにいかない」を楽しもうと思います。
ということで、来週は旅に持ってく機材の話。
では、また来週〜。