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017

RAWで撮ってみよう!(ちょこっとLightroom

 

今日は予告通り、ちょこっと写真教室シリーズ。

 

RAWデータと、RAWデータを現像するソフトウェア

Adobe Lightroomについてお話します!

 

ちょっと待って、RAWってなに?Lightroom??

という初心者の方のための「ちょこっと写真教室」

(カメラ中級者〜は今日のブログはジャンプです!)

 

最初に断っておくと、今日の記事は

残念ながらLightroomの使い方ではありません〜。

blog内で纏めるのは至難の業なので、ご了承ください♡

 

興味がある方は青春写真教室へどうぞ(笑)

(下写真は8月の写真教室Lightroom編の授業の様子)

【RAWデータとJPEGデータ】

 

一眼レフやコンデジなどで撮影するときに、

RAWとJPEG、2つの記録形式が選べることをご存知ですか?

私たちカメラマンの多くはRAWデータで撮影しています。

 

◯データ容量も軽く、汎用性の高いJPEG

写真に適した画像形式で、カメラ内部の処理装置が、

色味・WB・コントラストなどの調整を行い

生成・圧縮されたデータ形式。

 

J汎用性が高く、PCやスマホで閲覧したり、

お店でプリントすることができる手軽さを持ち、

容量が軽いのでSDカードやHDを圧迫しません。

 

◯高画質、補正に適したRAW

撮影時の光の情報を、カメラ内部で調整せずに

そのまま保持してSDカードに記録するデータ形式。

 

色味・WB・コントラストなどの調整を、

画質を劣化させることなく行うことがが可能。

ただし、専用のRAW現像ソフトを使わないと

写真の閲覧、プリントができない。

ざっくり言っちゃうと、

色づくりをカメラ内でやるかPCでやるか

の違いですね。

 

RAWデータは撮影後にホワイトバランスや色の微調整が

できるので撮影に集中できる、

というのが最大のメリットだと個人的に思っています。

 

下2枚の写真をご覧ください。

RAW現像前の元データと色調整後のデータです。

スライダを左右に動かしてみてください。

(左がbefore、右がafterです)

 

写真の仕上がりの雰囲気がまったく違うでしょう?

 



 

【RAW撮影、どうやって始めるの?】

 

①カメラ側の記録画質をRAWに設定する

②RAW現像ソフトを用意する

これだけです!

 

①カメラの設定

一眼レフなどのカメラのメニュー欄に

「記録画質」「画質モード」の項目があります。

左側のL/M/Sがjpegデータで、右側がRAWデータです。

(RAW+の部分はRAWとJPEGの同時記録)

 

設定を「RAW」にするだけでカメラ側の準備OK、

今日からあなたはRAW使いです!

②RAW現像ソフト

パソコン(またはタブレット)とRAW現像ソフト

があればRAW現像の環境はできあがりです。

RAW現像ソフトは各カメラメーカーの純正ソフトと、

サードパーティー社製のソフトがあります。

その代表格がAdobe Lightroomです。

 

カメラメーカーが提供するRAW現像ソフトは

原則そのメーカーのRAWデータしか現像できませんが、

LightroomはどのカメラでもRAW現像が可能です!【Lightroom ClassicCCでできること】

 

<<<<<現像機能(明るさや色の調整)

<<<<<高度な写真管理機能(写真セレクト)

<<<<<ちょっとしたレタッチ機能(ごみ取り,肌の調整など)

 

僕は特に「写真管理機能」がお気に入り。

フラグ、星マーク、カラーラベルで管理し、

たくさんの写真の中から好みの写真を

セレクトする作業が快適に行えます。

 

他にもテザー撮影やプリント機能など、

多くの機能が備わっています〜。

 

【プリセット最強!】

Lightroomを使う写真愛好家のみなさんの中で、

Lightroomが手放せない!と思っている方。

「プリセット」の存在が大きいのではないでしょうか?

 

Lightroomに搭載されたプリセットを使うと、

ワンクリックでフィルムを交換するように、

写真の色味や雰囲気を変化させることができる

という優れもの。

 

みなさんのカメラに搭載されている

「ピクチャースタイル」「ピクチャーコントロール」

のように、写真の色味を着せ替えできます。

 

プリセットにはたくさんの種類があり、

自分で作成することも可能です。

 

一番上写真が、色を調整していない元データです。

こちらは細かい調整項目は触らず、

Lightroomに入っているプリセットを使用しています。

(3枚目のみタムラが適当に作ったプリセットです)

 

それぞれ、印象も違いますよね。

「ライトルーム プリセット」でググってみると、

世界中の人が作成した、有料/無料の

たくさんのプリセットがあります。

ゲットすると自分のPCで使うことができます。

 

例えば、こんなサイトとか…

 

CURBON

 

お気に入りのプリセットに出会えるといいですね♪

 

【Lightroom3つのプラン】

 

ここまで読んでくれた根気強いあなた。

 

「RAWで撮ってみようかな?」

「Lightroomが気になる!」

とLightroomのwebサイトを訪れると、

3つのプランで確実に迷います(笑)↓

Lightroomは毎月利用料を支払うサブスクリプション制。

 

結論から言います。

パソコンでLightroom Classic CCを使い、

たくさん写真を撮る人は、迷いなく真ん中の

フォトプラン(980円)を選んでください!

 

写真データをクラウドで保存する、

主にipadなどのタブレットを使い、

かつ撮影枚数が少ない人は、

左のLightroomプランでもいいと思います。

 

3つのプラン、どう違うの?

使えるソフトが違います。

(あと、クラウドに保存できる容量が違う)

 

Lightroomプラン(左)はLightroomCCのみ。

おすすめのフォトプランはLightroom Classic CC、

LightroomCC、Photoshopの3つのソフトが使えます。

 

Lightroom Classic CCとLightroomCC??

なんじゃそりゃ!!

 

今から説明しますので慌てないで。

 

ここまで言及しませんでしたがLightroomには、

Lightroom Classic CCとLightroomCCの2種類があります。

名前が似てますが、少し内容が違うのでご注意を。

 

(下に続く)

 

【LightroomCCとLightroom ClassicCCの違い】

●Lightroom classic CC

→ブラウザにログインして使うPCデスクトップ版

・たくさんの写真データを扱える、無制限

・オリジナルデータはローカル(外付けHDなどに画像を保存)

・すべての機能が使える

●Lightroom CC

→スマホやタブレットのアプリ(デスクトップ版もある)

・ 機能は限定的(ただし、通常仕様の機能はほとんど使える)

・Lightroom ClassicCCと画面構成や操作方法が違う

・データは基本ネット経由でクラウドに保存

・PC、スマホなどと連携して操作が行える

 

簡単にいうと、2つのソフトの違いは

写真をどこで(PCかクラウド)保存するか?

が一番の大きな違いと言えるでしょう。

 

タムラはたくさんの写真を扱うので、

Lightroom classic CCを使うんですね。

(たまに旅先でipadでLightroomCCも使いますが)

 

【RAW現像で大切なこと】

 

僕はよく、RAW現像を料理に例えます。

カメラで撮影する行為は、素材を獲得すること。

Lightroomは、その素材を料理すること。

 

新鮮な野菜や魚の方が、よりおいしくいただけます。

逆に鮮度の落ちる野菜でも、一流のシェフなら

なんとか食べれるように調理できるかもしれない。

 

素材(撮影)も料理(RAW現像)も

どちらも同じくらい大切なんです。

 

RAW現像で心がけることは2つ。

 

①目的地を決める

撮影段階で何に感動してシャッターを切ったか?

自分の写真の強み、弱みはどこか?

を確認しながら目的地を決めます。

 

例えば

・周辺光量が少し落ちてる(弱み)

・配色、構図のバランスがいい(強み)

など。

 

強みと弱みを理解した上で写真現像の

ゴール(目的地)を決めて調整を加えていきます。

目的地を定めず(わからず)に調整してゆくと、

間違いなく迷子になっちゃいますよ〜。

 

②ちゃんと撮影する

・確実にピントをあわせる

・ブレのない写真を撮る(最低SSは確保できているか)

・光を捉える

・シーンに応じた構図が決められる

・適切な露出

・被写体や周囲への配慮

そんな当たり前のことをちゃんとやること。

Lightroomは魔法みたいにあなたを助けてくれるけど、

「いい写真」やはり撮影時に決まります。

 

以上この2つを気にかけて、

RAW撮影にチャレンジしてみましょう。

 

このブログ自体が、何だかLightroom推しみたいに

なってますがAdobeの回し者ではありません(笑)

 

各メーカーが提供する無料ソフトでもいいし、

他の有料ソフトでもいいと思います!

 

大切なのは、自分の写真を見つけること。

写真がそうであるように、

RAW現像も終わりのない旅のようなものです(笑)

 

チュートリアルで勉強したり、

ユーチューブや教則本などもありますので。

 

それでは、超超長くなってしまいましたが、

本日のちょこっと写真教室おわり。

 

近日中にLightroom講座(入門編)も開催予定です。

 

それではまた来週!