とまる・すてる・やめる
関西大学梅田キャンパスにて「生き方見本市」という
イベントに、ゲストとして参加させていただきました。
【生き方見本市】
さまざまな領域で「生き方」の実験をしているチャレンジャーを
ゲストに迎えながら、これからの生き方について考える
日本各都市で開催されるトーク&交流イベントです。
ちなみの生き方見本市websiteのビジュアルデザインは
僕の生徒さんでもある蓮蔵さんが担当、すごいね!
今回のトークメンバーは、
SOD退職後、和歌山で起業した株式会社CHARLL’S
代表取締役の樫原正都さん、
サイボウズ/フリーランス編集者の明石悠佳さん。
優秀かつユニークなお二人とご一緒させていただき、
大変光栄でした。
学生さんから僕と同世代の方まで、
本当に多くの皆さまがお話を聞いてくださいました。
ありがたや。
トークテーマは「とまる、すてる、やめる」
仕事の成功体験を元に、登壇者がかっこいい話をするのが
通常のトークイベントの肝かと思うのですが
今回はほぼすべて、情けない話と失敗談のオンパレード。
下記のお題に沿ってトークしました。
「わたしのしくじり先生」
「成功体験をすてる」
「自分に足りない部分をどう埋める?」
「休日の過ごし方は?」
「周りの評価とどうつきあう?」
「自分の負の部分との付き合い方」
どれもよいテーマで、時間が全然足りませんでした。
結構重いテーマでしたが、みなさん軽やかに語るから、
会場は明るい空気で、とても楽しい時間でした。
今日はトーク内容を少し拡張して、書きますね。
やめる
先日、明日香さんの猛プッシュで
「凪のお暇」というドラマを1話だけ見ました。
みなさん見られましたか?
(ぼくは、漫画は全巻読んでる!)
このドラマが人気だったのも頷ける。
日々の仕事や生活の中でふと立ち止まり、
「今のわたし、これでいいのか?」と考える。
凪ちゃんのように一歩を踏み出せる人も、
そうでない人も、共感する部分があるのだろう。
リセットして0に戻すのは不安だし怖いよね。
ぼくも、東京から奈良に戻るのが怖かった。
東京をやめる、のが怖かった。
あ、ぼくの場合は、
不安定、失敗→脱却、ですね(笑)
でもあのとき「やめる」という決断をしてよかった。
当時は、意識が朦朧とするくらい考えて、
悩み苦しんだ日々でした。
でも、これはそんなかっこいい物語じゃない。
人生に半ば絶望し、自分に自信が持てなくなり
行動することができなくなった。
あの頃のぼくは、努力ができなかった。
自分で決めたことを、頑張れなかった。
環境や、誰かのせいにして。
今でも後悔してる。
ブログ023内で「4、5歳若返りたい」と言って
すべってましたが、あれは本当にそう思っていて。
取り返したい時間が4、5年分ある。
あの時、あらゆる努力を惜しまなければ…と思うけど
それができなかったことが、
僕の実力で、僕の人生です。
ただ、決して自分の過去を否定したいのではなく、
「無駄にした時間がある」という認識が
今日の過ごし方を変えると思っています。
大切なのは、「やめた」その後だと思う。
とまる
未だにやり方がわからないのが「とまる」です。
「止まっていることができない」というのは
自分の長所であり、大きな短所でもある。
穏やかに本を読んだり、音楽を聞いたり、
そういった時間を楽しむことができない。
ちなみに、トークテーマの「休日の過ごし方」
ぼくの答えは、
「休日、過ごし方」でググってます。
すてる
これまでの人生でたくさん、
捨てたり、やめたりしてきました。
最初から捨てたかったわけじゃない。
でも、最初に「本当に必要なのか」
もっと考えることはできたのかもしれない。
断捨離も、ときめき整理術も、
きっと捨てないのが一番いい。
できるだけ、物や仕事を増やす前に
本当に必要か、行動する前によく考えようと思う。
最後に
トークでもこのブログでも、かっこつけて
散々「上京」してからの話をしてたけど、
壮大なオチを言うのをすっかり忘れていました。
ごめんなさい。
ぼくが住んでいたのは、千葉と神奈川でした。
だから実質、ぼくはまだ上京していません。
(でも、学校と職場は東京でしたよ?笑)
来週は、鳥取バス旅行の様子をレポします!
それではまた来週。